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◆リールのドラグが弱すぎる! - 改造 -

30年ほど前、米国SC州の田舎町のフライショップで買った。(と思う)

何がSAGEで、何がLamsonで、ORVISで、SHIMANOかも

まったく知らず、興味もなかった。(今もほぼそうだが)

最近、屋根裏からそのときのORVISやLamsonのリールが出てきて久々に使い始めている。

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前回の丸沼で60オーバーをこのシステムでなんとか抜いたが、

#4ロッドでは御しきれず、あとはリールドラグを頼りにするしかなかったが、

ドラグも魚のサイズに対しては弱すぎ、リールスプールを手の平で押さえながらドラグを

補助しなければならない状況。

#4ロッドではあるが、ティペットは通常1.5号(3X相当)、たまに1.2号を使うので

せめてもう少し強いドラグが欲しいところだが、適当なリールの持ち合わせもなければ

新たに買う気もまったくない。



ので、今のリールのドラグを強くする改造を試みる。

RIMG7762.jpg

RIMG7755.jpg



これは車のディスクブレーキとほぼ同じ機構。

ノッチギアが施された回転ディスクにプラスチックのパッドが

押し付けられることでディスクの回転を抑える。

このパッドの押し付け力を増やすことでドラグがきつくなるのだが、

RIMG7754.jpg



ドラグ調節ノブは角度で約270度しか回転しない構造になっている。

ドラグ調節ノブを一番強い位置にしてドラグ強さ調整ナットをしめ込むことで

ドラグを更に強くすることができるが、その状態でノブを

一番ゆるい位置にもってきてもドラグがきつ過ぎる。(ラインを引き出すのにきつい)



要は、ドラグ調整ノブの回転可能角度を270度以上回転できるようにすれば

いいのだが、ノブの裏側をみると270度以上は回らない機械的構造になっている。

RIMG7771.jpg



なので、ドラグ調節ノブが機械的に360度以上回転できるよう、

溝のない部分を切削加工して全周に溝を施した。

RIMG7775.jpg



これで、ドラグ調節ノブは360度以上回転させることができるようになった。

そのうえで、ドラグ強さ調整ナットを少し締めこんで、全域のドラグ強さを上げた。



ドラグの強さを定量的に回転トルクで表してみる。

ドラグの回転トルクは下図のように、スプールのハンドルに重り(ペットボトルに水)を

ぶら下げ、スプールが逆回転しだす重りの重さを測定し、ドラグの回転トルクを計算する。

リールの軸とハンドルの軸との距離は29mmなので、

     ドラグ回転トルク(gf・cm) = 重りの重さ(g)×2.9cm

RIMG7784.jpg



こうして、改造前と改造後のドラグが滑り出す回転トルクを

ドラグ調節ノブの各回転角度(各ノッチ位置)毎に測定した。

ドラグ曲線 001



改造後は改造前に比べ、ドラグの強さは最大回転トルクで2000gf・cmと40%強くなり、

一番ゆるい位置では改造前と同様にラインは軽く引き出せる回転トルクとなっている。



これなら、もし大物がきてもパワーのない#4ロッドは低く寝かせて、より強い

ディスクドラグを中心に走りを抑えながらのファイトがやりやすくなるはず。


ごく手前の浅いところで多くはレギュラーサイズから、時として大物まで

くるという特徴の丸沼のポイントを#4システム1本でカバーするための

カスタマイズが少し出来た。



後は実釣で具合を確かめることになるのだが ・ ・ ・

さて、40%もドラグを強く改造したその効果を検証できるような

大物がヒットしてくれるのは、次はいつのことやら。



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