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◆にしん蕎麦

俺は、にしん蕎麦が好物。

といっても、初めて食べたのが雪深い高校の修学旅行先であった京都。

こんな美味しい蕎麦の食べ方があったのかと、

そのときは実に感動したものだ。

半世紀以上も前のことだ。



あのときの感動を求めて

にしん蕎麦の発祥の地、京都に食べに行った。





産寧坂を下って、土塀が続く閑静な一角 ・ ・ ・

京の文化に慣れない田舎者がのれんをくぐるにはちょっと躊躇しそうな

雰囲気だが、事前の調査では、京都のにしん蕎麦単品のお値段は900~1400円くらいで

ココは1100円ということなので、入ってみた。

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のれんをくぐると ・ ・ ・

ホッとさせてくれるやさしいサイン ・ ・ ・

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奥に進むと、ようやく ・ ・ ・

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外国人観光客のためにも、メニューは全て写真で。

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出てきた本物は、これ ・ ・ ・

メニューの写真とはなんかちょっと違う??

にしんがほとんどそばの下に隠れていて見えない?

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引っ張り出してみると、分厚くデッカイにしん ・ ・ ・

食べてみる ・ ・ ・

美味い!!

これだぁ!

にしんとつゆの相性の良さは言葉では表現しきれない。

あっという間に、つゆまで全部 ・ ・ ・



それにしても、メニューの写真には、にしんがドーンと上に横たわっているのに

本物はにしんが蕎麦の下に沈んでいるのがどうしても気になって

料亭の女将に、その違いの理由を聞いてみた。


それは、

「最初は普通の蕎麦つゆで蕎麦を食べていただき、最後の方ではにしんのだしが

 蕎麦つゆに十分に溶け出したつゆで蕎麦を食べていただくことで、にしん蕎麦の

 本来の味を楽しんでいただくために、にしんのだしがすぐに出やすいよう、

 最初からにしんを蕎麦の下に敷くのがウチの派のこだわりです。

 でも、メニューの写真には、にしん蕎麦だとわかりやすいよう、上にのせてます」

とのこと。

納得です。 

ちなみに、ここのお店の小学校6年の息子さん、和食料理コンクールに

エントリーするため、いま猛勉強中とのこと。

たまたま、けっこうなところで食べさせていただいたようです。




それなんで、他にそこそこの京料理店(単品950円)でも食べ比べてみた。

メニューの写真はこれで

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本物はこれ。

aRIMG8356.jpg



写真=本物だった。

にしんは前述のものと比較すると、より小ぶりで硬く、にしん自体の旨味も薄かった。



さらに、某有名仏閣のすぐ近くの食事処では単品価格が1350円でありながら、

寂しい中身のにしん蕎麦もあった。



発祥の地といえども、皆がみな同じではないし、ましてや、お値段で

中身や味が決まるものでもないようだ。




ボリュームも少ないし、食材も高価なものは使っていないわりには、お値段が高い

という印象の「京料理」は、俺はあまり好むほうではないが、

京の「にしん蕎麦」だけは(俺にとっては)別格だ。


往復1,045Kmを走っただけの価値はある。 (^^

もちろん、にしん蕎麦だけが目当てというわけではなかったのだが。

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